2011年5月1日日曜日
日本では報道されない福島原発事故,再臨界の可能性 ガンダーセン博士4/19
日本では報道されない福島原発事故現状解説 原子力学者ガンダーセン 4/19分 *フェアウインヅ・アソシエイツのWEBより。*概略*
1)福島第一原発の1、2、3号機の解説:
私が入手した東京電力が計測したデータです。最初のグラフをみますと2、3号機の原子炉圧力容器の圧力はよい状態。圧力容器それ自体はストレスの無い状態です。1号機は少 し高いです。次のグラフでは、少し奇妙です。原子炉内の温度は、3号機は低い圧力で、低い温度です。今のところ希望できる一番良い状態です。2号機の炉内は、水が無い、又 は常に空気が熱い、又は水素が熱い状態で、これが問題です。つまり、冷却できていない。熱いガスの排出は他の原子炉の中で一番多い。
最期のグラフも、また深刻です。格納容器の圧力については、1、3号機はわずかな圧力がある。2号機の格納容器には圧力がない。格納容器の底に圧力が無い。水素爆発による 容器の破壊と漏れを、このグラフははっきり示しています。水がコアの内部に無い。
私は本当に、主流メディアは、真剣に2号機の状態に言及したことがないと思う。つまり、2号機が海水へ の 汚 染水の主原因です。なぜなら、2号機格納容器は保全性がな く、ですから、格納容器を通って上や下の区画に行こうともどうであれ、周辺の土壌へ汚染水が漏れてしまう。それが最大の懸念事項です。
3号機は、危機を乗り越えているが、1号機は、その途中の段階の状態です。
2)4号機の格納プールの保管燃料:
4/15に東京電力によりヨウ素が確認されています。ヨウ素は、核分裂の時に発生します。私は、保管燃料棒が、自己再臨界している可能性があると思っています 。東京電 力は、私の発言を予期して、"いや、そのようなことは起こっていない"と発言しました。また、"チェルノブイリ・レベルの飛散により、他の原子炉で発生したヨウ素が、4号 機に降った。"とも発言しました。私には、ヨウ素はガスですので、空に舞ったガスがどのように4号機の格納プールに落ちたのかはよくわかりませんな。千ある中の一つの要因 かも知れませんね。
東電によると最初に1号機が水素爆発、次に3号機、次に2号機が爆発、その時には4号機には原子炉立屋がありました。東電は、チェルノブイリ・レベルの放射能の拡散量に増 加していると言っていますので、4号機のヨウ素は1、2、3号機のものかもしれませんが、私は4号機格納プールの燃料は、自己再臨界したものと言っているのです。
3)魚の放射能汚染モニタリング:
米国FDAは米国西海岸の魚の放射線モニタリングをしないと発表 。問題です。みなさんが今できることは、あなたの議会の議員に連絡して、"我々市民は、魚の検査をし てほしい!"と言うことです。
現在放射線モニタリングをしてその結果がすぐでるとは思いません。しかし、2-3年後には、小さな魚を中くらいの魚が食べ 、そ れを大きな魚が食べ、放射線の影響の結果 が出るのではないでしょうか。放射線モニタリング調査をして、そのような リスクを避ける必要あります。
*日本語要約: junebloke